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Wi-FiルーターとプリペイドSIMどっちがおすすめ?日本旅行中にネットを利用する方法

Wi-FiルーターとプリペイドSIMどっちがおすすめ?日本旅行中にネットを利用する方法

公開日: 2023/07/13

日本滞在中、何をするにも欠かせないスマートフォン。インターネットを使えるようにする方法はいくつかあり、それぞれ、メリット、デメリットがあります。今回は、使い勝手がよくおすすめしたい、Wi-FiルーターとプリペイドSIMを徹底紹介。
どんな人におすすめ?それぞれのメリットやデメリット、選び方のコツ、注意点などについて、ご紹介します。

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目次
  1. 日本でインターネットを利用する方法
  2. その1 Wi-Fiルーターを徹底解説
  3. その2 プリペイドSIMを徹底解説
  4. 受け取り・返却方法は?

日本でインターネットを利用する方法

画像素材:PIXTA
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外国人が日本でインターネットをつなげてスマートフォンを使うには、主に、国際ローミング、携帯電話レンタル、Wi-Fiルーターレンタル、プリペイドSIMの購入、無料Wi-Fiスポットの利用の5つがあります。以下が概要です。

1.国際ローミング

自国で契約している携帯電話をそのまま日本でも利用できる方法です。通常、携帯電話は、契約している携帯電話基地局とその間にある交換局を介して通信していますが、国際ローミングを有効にすることで、日本で契約しているキャリアを介して渡航先の回線を使い、通信を行うことが可能になります。

ただし、国際ローミングは通信事業者との契約が必要であり、使用する国によって利用できるかどうかや料金が異なる場合があります。海外でも追加設定なしでそのまま規定量まで使い放題といったプランを提供している通信会社もあります。ただし、渡航先の状況やスマートフォンの機種よっては、利用できないこともあるので事前に確認が必要です。

2.携帯電話レンタル

日本到着後、空港などで、日本で利用できる携帯電話をレンタルする方法です。レンタル料のほかに、通話料、データ通信料がかかる場合がほとんどです。例えば、ソフトバンクグローバルレンタルでは、レンタル台1日550円、データ通信料1日最大990円、通話料1分110円程度かかります。

3.Wi-Fiルーターレンタル

スマートフォンよりやや小さいサイズの小型の機器Wi-Fiルーターを、レンタルする方法です。5日間、10日間など、日本滞在日数にあったプランを選ぶことができます。Wi-Fiルーターの電源を入れ、スマートフォンにWi-Fiルーターのパスワードを入力すればすぐにインターネットに接続できます。

4.プリペイドSIMの購入

通話やインターネットなどの通信をするために必要なICカード「SIM」。中でも、データ容量や期間などがあらかじめ上限が決められた使い切り型のものを「プリペイドSIM」といいますが、そのプリペイドSIMを購入する方法です。利用する時は、安全ピンなどでSIMを挿入するトレイを取り出し、スマートフォンにSIMカードを差し込みます。また、近年は、スマートフォン本体にあらかじめ埋め込まれており、オンライン上で手続きが完了できる「eSIM」もあります。

5.無料Wi-Fiスポットの利用

空港や駅など公共の場所、ホテルコンビニ、カフェなどで誰でも利用できるよう無料で提供されたWi-Fiスポットを利用する方法。暗号化されていない場合、盗聴、のぞき見される可能性があり、セキュリティの心配があることなどがデメリットとして挙げられます。

今回は、訪日初心者でも使い勝手がよく、来日後、すぐに利用できる「Wi-Fiルーター」と「プリペイドSIM」を紹介します。

その1 Wi-Fiルーターを徹底解説

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こんな人におすすめ

Wi-Fiルーターは、ポケットに入るくらいの小型の通信機器です。利用したいときは、スマートフォンとWi-Fiルーターの電源を入れ、スマートフォン画面上で、Wi-Fiの本体に記載されているSSIDをタップ、指定されたパスワードを入力すればOK。次に紹介するプリペイドSIMに比べ事前の確認や設定はほとんどないので、面倒な準備設定をしたくない人、日本到着後、接続のわずらわしさがなく、確実にそしてすぐに利用したい人におすすめです。データ容量は無制限のプランのほかにも、1日5MB、1か月と2GBなどデータ容量を選ぶことができる場合が多いです。

メリット

前述の通り、Wi-Fiルーターさえ手元にあれば、複雑な手続きなくすぐに利用できるのがメリット。また、複数のデバイスにつなげることができるので、スマートフォン以外にパソコンやiPadといった端末も利用できますし、家族、友人など複数人と一緒に一つのWi-Fiルーターを利用できるので、その分、1人あたりのコストも安くなります。しかし、利用できる端末数に限度がある場合もあるので、事前に確認をしましょう。

デメリット

Wi-Fiルーターを利用するには、レンタル会社からWi-Fiルーターを受け取り、返却をする必要があります。また、ポケットに入る程度の小型サイズとはいえ、常にスマートフォンと一緒にWi-Fiルーターを持ち運ぶ必要があり、わずらわしく感じることもあります。スマートフォンと同様、バッテリーがなくなると利用できなくなるので、利用しないときは電源をオフにするなど、気を配る必要があります。また、レンタル商品なので、紛失・故障をしないように、注意を払わなければなりません。

選び方や注意点

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Wi-Fiルーターを選ぶ際の一つ目のポイントは、受け取り方法と返却方法を確かめること。受け取り方法は、レンタル会社によってさまざまですが、日本でレンタルした場合、大半は日本の空港ホテル、もしくはレンタル会社の窓口などの中から指定することができます。また、レンタル料金とは別に、受け取りに必要な料金が発生する場合もあります。

返却については、空港に設置されている24時間返却OKの返却ポストに投函する方法や、決められた宛先に宅急便を利用して返却する方法などがあります。自身の旅のスケジュールにあわせて、適切な受け取り、返却方法を選びましょう。

2つ目のポイントは適切なデータ容量を把握することです。無制限で使えるプラン、または、あらかじめ利用できる限度が決まっているプランなどから選べる会社がほとんどです。地図や路線検索などのアプリ利用、LINEやSkypeなどでの通話やメッセージのやりとり、動画やSNSの利用…、どれがメインとなるのか、自身の使い方を想定し、適切なデータ容量を把握しましょう。帰国前にデータをすべて使い切ってしまったり、逆にデータが余ってしまい、無駄になってしまう…なんてことにはならずに済みます。

1GBで、「動画視聴:約2時間」、「インターネットを利用した通話:約55時間」、「ウェブの閲覧:約3300ページ」程度を目安に、料金プランを選ぶ際の参考にしてください。

また、Wi-Fiルーターであっても、次に紹介するSIMであっても、日本で利用する際に、利用するキャリアは、ドコモ、ソフトバンク、KDDI、楽天モバイルの4社です。どのキャリアも安定した電波供給がされていますが、地方の山間部や離島でスマートフォンを活用する場合は、基地局が最も多いドコモが安心です。

おすすめのルーター

受け取りは、成田空港または羽田空港。返却時は返送用封筒に入れて、日本国内の郵便ポストに投函します。「カウンターもわかりやすく、親切でした!また、返却がポスト投函なのでカウンターに行かなくて良いのがとても楽です」といった声が届いています。

受け取りは、成田空港羽田空港、関西国際空港のいずれか。データ容量は無制限、接続可能な端末数は5台。返却時は同封されている封筒に入れ、日本国内の郵便ポストに投函します。

日本国内のホテルなどへ宅配可能。返却時は同封されている封筒に入れ、日本国内の郵便ポストに投函を。最大 5台のデバイスを接続できます。

その2 プリペイドSIMを徹底解説

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こんな人におすすめ

SIMフリーのスマートフォンに挿入して使うSIMカード。利用できるデータ量や利用期間があらかじめ決まっています。購入したSIMカードに対応しているスマートフォンであれば、日本到着後、スマートフォンにSIMカードを差し込み、スマートフォンにインターネットの接続先を認識させる「APN(Access Point Name)設定」をすれば、利用できます。接続機器を持ち歩く必要がなく、充電する必要もないので、身軽さを求める人、外出先で頻繁にインターネットを利用する人におすすめです。

また、スマートフォン本体にあらかじめ埋め込まれた「eSIM」は、SIMの差し替え不要、オンライン上で手続きすれば、すぐに利用できます。また、日本だけでなく、ほかの国も訪れる場合も、各々の国でプリペイドSIMのレンタルをする必要がなく、オンラインで完結できます。

メリット

Wi-Fiルーターと異なり、機器の返却は不要、また解約手続きも必要ありません。また、前述の通り、SIMカードは端末の内部に差し込んで利用するため、Wi-Fiルーターのように常に持ち運ぶ必要がないのもおすすめしたい点です。データ通信のみのSIMカードが大半ですが、中には、通話可能なものもあるので、日本で電話をしたい人はプリペイドSIMがベストです。

デメリット

SIMカードを差し込む手間がかかる、差し込んだ後のAPN設定も場合によっては、ハードルが高いと感じる人もいます。

何らかの理由でSIMカードとスマートフォンの相性が悪く、設定できない場合もあります。SIMカードを選ぶ際、詳細説明欄に自身のスマートフォンの機種は問題なく利用できるかなどをしっかり確認しておきましょう。

また、設定に自信がない人は、受け取り時に、スタッフと一緒に設定し、作動するか確認してもらえる会社を選ぶのも一案です。カウンターで試して作動しない場合、キャンセルできる会社もあります。

SIMカードの場合、基本的にWi-Fiルーターのように、複数の端末で同時に使用できませんが、スマートフォンなどの通信端末を媒介にして、インターネットに接続するテザリング機能があるスマートフォンを使えば、SIMカードが挿入されていないパソコンなどでもインターネットに接続できる場合もあります。

選び方や注意点

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1つ目のポイントは、Wi-Fiルーターと同じく、利用できるデータ容量を慎重に選ぶこと。限度を超えると、利用できなくなったり、速度が遅くなったり場合があります。

2つ目は、スマートフォンが、SIMカードを差し込んだ後、日本のキャリアネットワークに接続できる機種かを確認をしておくことです。利用できなくても、問合せやキャンセル・返金はできない場合も多いです。設定に不安がある人は、購入の際、スタッフから説明を受けられる商品を選択しましょう。

3つ目は、到着後すぐに使えるように、SIMカードの差し込み方法やAPN設定の仕方を事前に把握しておくことです。多くは、スマートフォンの電源をオフにした後、SIMカードを台座から取り出したら、安全ピンなどを使ってトレイを開け、SIMカードをはめこみます。その後、スマートフォンの電源をオンにして、渡されるマニュアル・説明書通りにAPN設定を行います。

SIMカードはICチップが装着されている精密なパーツです。差し替えの際などは、ICチップ部分を素手でさわらないようにしましょう。差し込んでAPN設定をしても、起動しない場合は、電源を入れなおす、機内モードのオン、オフを切り替える、SIMカードを入れ直すなどしてみましょう。

おすすめのSIM

受け取りは、羽田空港、新千歳空港、中部国際空港、関西国際、福岡空港のいずれか。データ容量無制限、データ通信のみ。期間は5日、8日、12日、16日から選ぶことができます。SIMカードに添付されているマニュアルに沿って設定してもうまくいかない場合、空港のスタッフがフォローしてくれます。また初期設定時、不良の場合は、交換してくれます。

受け取りは東京(成田空港羽田空港)または大阪(関西国際空港)のいずれか。データ容量無制限、データ通信のみ。受け取りカウンターでSIMカードを試して動作しなかった場合は、キャンセル可能。

オンライン予約後、24時間以内に、その後の具体的な利用方法などを案内したメールが届きます。案内通りに設定を行えば、すぐに利用可能。利用者からは「非常に便利です。ヘルプセンターは非常に親切で、すぐに返信してくれます」という声が届いています。

受け取り・返却方法は?

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Wi-Fiルーター

日本での受け取り場所は、日本国内の空港にある窓口、ホテル、またはレンタル会社の窓口などが選べる場合が多いようです。返却に関しては、利用する空港カウンター、または受け取り時に同封されている返却用の袋に入れて郵送することが多いです。また、受け取り、返却ともに、日本ではなく自国を選べることもあります。旅のスケジュールなどにあわせて、望ましい方法を選びましょう。

プリペイドSIMカード

Wi-Fiルーターと同様、日本国内の空港、宿泊先など、受け取り場所を指定できる場合が大半です。使い切りなので、返却の必要はありません。

また、Wi-Fiルーター、プリペイドSIMカードどちらを使うにしろ、「インターネットに接続できない」、「故障・紛失した」といった際に、サポート体制があるかについて、しっかり確認しておきましょう。使い慣れていない人は、サポート体制がしっかりしている会社を選ぶと安心です。

日本でインターネットを使うときに、おすすめしたいWi-FiルーターとプリペイドSIM。今回、紹介したメリット、デメリット、選び方のコツなどを参考に、選んでくださいね。

※本記事の情報は2023年7月時点のものです。最新の情報は公式サイト等でご確認ください。

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